【阪神】珍しいことに

珍しいことに鳥谷が破顔して笑ってましたからね。

常にポーカーフェイスで滅多なことでは表情を変えない彼が、よほど嬉しかったとみえます。

なお昨日の試合は、先発の小野くんが立ち上がりから丁寧なピッチングで三振の山を築き、立ち上がり崩れた石田は2回以降は何とか立ち直り0点で抑え続けました。

ABCラジオで解説してた下柳氏の予想は真逆に外れ、打ち合いどころか完全な投げ合い。

動いたのが7回でした。

6回裏に代打を出して小野くんを代えるはずが坂本くんの凡退で7回も続投。

ペースを崩された小野くんの隙を突いた1発で同点にされましたが、その後がこれまた長かった。

阪神の中継ぎは三振の山を築き、一方のDeNAの中継ぎはヒットや四球で毎回のようにランナーを出すものの、何とか抑えて追加点を防ぎました。

そして最終回である12回の裏に2アウト満塁という絵に描いたようなチャンス。

そのランナーも2アウトになってから糸井さんが2塁打を打ったもんだから、1発のある次の大山くん敬遠して、さらに次の中谷くんで勝負しようという作戦。

ところがワイルドピッチでランナー進塁して2・3塁。

仕方なく中谷くんも敬遠し、鳥谷で勝負という苦肉の策。

たださすが鳥谷。

見事、センター前へ抜けるタイムリーサヨナラヒットを打ち、それが2001本目の安打として記録されたわけで、二日連続のお立ち台でした。

1年目で先発不足から急きょ先発ローテーションに入れられて、経験不足なのに七転八倒の苦労をし続けた小野くんですが、1勝決めて気が楽になったのか、丁寧なピッチングで頼れる先発になれる可能性を示してくれたのが大きかった試合でしょう。

阪神鳥谷をサプライズ祝福、記念Tシャツで記念撮影